見積もり作成の誤り防止

製品構成データをマスタ化することで、人による商品知識の差異が埋まります。誰もが高いレベルで、見積もりに必要なノウハウを共有することが可能になります。製品情報をOrder CPQ内にマスタ化すると、Order CPQによる見積もりで誤りを防ぐことが出来ます。
また、昨今の短い商品ライフサイクルへの素早い対応なども期待できます。

正しい見積もりのための仕様選定画面

仕様選定画面の例

Order CPQの仕様選定画面です。

Order CPQでは、ゼロから見積もりを作ることも、デフォルトで選択されている標準セットから、任意の仕様だけを変更して見積もりを完了させることもできます。標準セット仕様がデフォルトで選択されることで、選択忘れによる見積もり誤りを回避することができます。また、重要度の低い仕様の選定をなくし、見積もりスピードを上げることができます。

製品仕様に詳しくない営業担当向けには、製品知識が浅くても見積もれるような仕組みを構築できます。
顧客の要件から製品仕様を引き当てたり、AIや機械学習を使った推奨仕様のレコメンドを行ったりすることで、より顧客ニーズに沿った見積もりを作成できます。

仕様選定は、上記画像のようにチェックを付けるだけの簡単な選定のほか、数値や文字の入力もできます。数値を入力する場合は、上限値・下限値で範囲を制御することで、誤った数値入力を回避できます。また、ある仕様の情報をもとに、計算式にあてはめ、別の仕様での値を自動で選定することも可能です。

コンフィグレーション機能による組合せの制御 

誤った仕様の組合せを回避の例:「セラミックロール」と同時に「ビス止め」を選ぼうとしていますが、組合せ不可のアラートが表示され、選択に失敗します。

Order CPQの見積もりでは、コンフィグレーションエンジンにより、仕様の組合せを高度に制御します。製造できない誤った組合せでの仕様選定をブロックし、見積もり誤りを防ぎます。選択できない理由や、代替案のポップアップも設定することができ、スムーズな見積もりをサポートします。

そのほか、ケースバイケースで最適な仕様を選ぶことが難しい場合、AIや機械学習によるレコメンド機能で、納品後の仕様不備のトラブルを回避できます。