コンフィグレータがDXに必要な理由

初めまして。Order CPQプロダクトマネージャーの兒玉と申します。

私は、エンジニアリングチェーンとサプライチェーンをつなぎ、製造業の顧客接点を強化するDXのツールとして、コンフィグレータが欠かせない考えています。
本記事では、「コンフィグレータがDXに必要な理由」と題して、私の考えをお話させて頂きます。

これまで多くの製造業では、日本の製造業の強みと言われてきた熟練技術者の職人技や日本式のすり合わせ型で対応してきましたが、年々と人手不足も深刻化しており、人に依存した現場力の維持・向上に限界がきている企業は少なくありません。
加えて、社会環境をみても米中貿易摩擦や気候変動に自然災害、さらには新型コロナウイルスなどの不安材料の影響を受けて、不確実性はますます高まるばかりです。こうした急激な環境変化に対応するためにデジタル技術を活用した企業変革が求められています。 

そのような背景の中、DX「デジタルトランスフォーメーション」への関心も高まってきています。経産省による『2020年度版ものづくり白書』においても、製造業のDX推進の必要性が示されています。
『2020年度版ものづくり白書』によると、エンジニアリングチェーンとサプライチェーンの強化と、その両者の連携により、「顧客志向」な企業変革を実現することが、最も重要であると指摘されています。

エンジニアリングチェーンとサプライチェーンの2つのチェーンを連携する際に重要なことは、特に次の2点だと考えています。

①エンジニアリングチェーンの上流にある、熟練技術者のノウハウなどの暗黙知や社内に散在している技術情報を体系的に形式知化する。そして、サプライチェーンの下流である顧客接点で活用すること。

②営業で捉えた顧客ニーズや販売情報を、サプライチェーンとエンジニアリングチェーンの上流である社内に、素早く連携させて効率化を図ること。

しかしながら、多くの製造業では、個別最適で構築されたレガシーシステム群により、複数部門間での情報・データ共有が分断されています。分断の結果、エンジニアリングチェーンとサプライチェーンの連携を困難にしているのが実情です。

コンフィグレータはこの課題を解決でき、エンジニアリングチェーンとサプライチェーンをうまく連携させるポテンシャルをもっています。
構造計画研究所では、製造業に特化したコンフィグレータエンジンをベースに、ユーザー企業様のDXの実現を支援します。